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第14回 温故知心 吉田 東三郎さん

温故知心 吉田 東三郎さん

第14回 温故知心 吉田 東三郎(群馬県在住、81歳) 和江さん(群馬県在住、74歳)

今回お話を伺ったのは、群馬県桐生市で『吉田商店』を営む吉田和江さん。商売を始められたのは19歳。独学で店を立ち上げ、ご主人、家族と一緒にこれまで地域に愛される店を切り盛りされてきました。家族仲良く、元気で過ごすための秘訣と、大切にしていることを教えていただきました。

★ 朝からの“元気が” 大切

 最初は乾物の販売から始めて、それからお酒やタバコ、食品なども販売するようになりました。19歳からずっと、病気の時と日曜以外はほぼ毎日、店に出ていますね。「早起きは三文の得」とも言いますが、朝から元気よくやんなきゃダメです。お化粧をきちんとして、身支度を全部すませてから店に出ます。そして、お客様には元気な声で、にこやかにご挨拶することを大切にしています。私はお客様から元気をいただいているので、こちらも元気をお返ししないといけません。以前に比べ共働きの家庭が増え、子どもたちはインスタント食品を食べる機会が増えているようです。当園では素材の味を活かした給食を出していますが、「味が薄くて食べられない」という子どもがいて驚きました。だからこそ、昔から当園で取り組んでいる食育活動の大切さを、改めて痛感しています。園内の畑で種をまき収穫体験をして、子どもたちに簡単な料理を作ってもらうこともあります。お母さんたちへの刺激にもなっていますね。

★食事と会話を大切に

 私の元気の秘訣は、お父さん(東三郎さん)が無農薬で育てた野菜を食べること。お父さんに「ありがとう」って感謝しながら、料理して家族に食べさせるようにしています。野菜は下ごしらえが必要だから、手間がかかります。でも、それが一番の健康のもとだと思って、子どもたちにも食べさせてきました。「家庭料理は手抜きをしちゃいけないからね」と昔から言い聞かせていますよ。「おふくろは旨い料理を作り過ぎするから、俺たちは太るんだよ」なんて言なんて言われますけどね(笑)。オニザキのごまもよく使いますよ。今の時期は、油菜や春菊に振りかけて食べるのがオススメ。新鮮な白菜をちょっと固めに茹でて、つきごまを振りかけるだけでもすごくおいしいですよ。食べる物を大切にして、家族とたくさん会話する。それが元気で仲良くやっていく秘訣ですね。